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◆萬松閣は自然がいっぱい!「モリアオガエルの卵の塊」

当館の駐車場の隅っこにある木に「モリアオガエル」が今年も卵をつけました!
「モリアオガエル」は、調べてみると意外に珍しい生き物であることを知りました。
日本の各地で、絶滅危惧種の指定を受けていたり、天然記念物に指定されていたり・・・

この「モリアオガエル」は、体長はオスが42~62mm、メスが59~82mmほどで、
メスの方が大きい。指先には丸い吸盤があり、木の上での生活に適応している。
第3指が最も長く、吸盤も大きい。指の間には水かきが発達する。

産卵・受精が行われると同時に粘液が分泌されるが、
この粘液を集まったオスメスが足でかき回し、受精卵を含んだ白い泡の塊を作る。
直径10-15 cmほどの泡の塊の中には黄白色の卵が300-800個ほど産みつけられる。
泡の中では複数のオスの精子がメスが産んだ未受精卵をめぐって激しい競争を
繰り広げると考えられており、モリアオガエルの精巣の大きさが際立って大きいことの
原因と推測されている。泡は表面が乾燥して紙のようなシートとなって黄白色の卵塊となり、
孵化するまで卵を守る役割を果たす。

約1週間ほど経って卵が孵化する。孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、
雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下する。
孵化したばかりのオタマジャクシは腹部に卵黄を抱えているため腹が黄色をしているが、
やがて卵黄が吸収され、全身が灰褐色となる。
オタマジャクシは藻類や動物の死骸などを小さな歯で削りとって食べる。(~ウィキペデイアより抜粋)

調べたところ、大体の形態や生態はわかりましたが、見れば見るほど不思議な卵です。
無事に孵化して、モリアオガエルの一生を全うしてほしい。引き続き見守ってまいります。